しな布角帯

「しなふ（科布）」は「しなぬの」とも呼ばれ、日本最古の織物の一つとも言われています。現在は山形県と新潟県の県境にある集落で生産されるのみとなっており、非常に希少な存在の布です。こちらの角帯は新潟県村上市の山熊田地域で生産されているもので、和装品では角帯やバッグ類、草履の表や鼻緒などに加工して用いられています。

　▲【しな布角帯】帯の両耳が波打っていないものが上質なしな布帯の特徴です。

　▲【しな布角帯】

　▲【しな布角帯】

　▲【しな布角帯】帯の両端は1cm程度経糸を織り戻して止めてあり、房のない仕様になっています。